安倍元首相国葬の一般献花に参加してみて
当日、九段下の法務局に行く用事があり、その帰りに献花しようと考えて事務所を出たのだが、九段下の駅に着いて(午後2時半)びっくり、なんと九段坂公園の献花台に行くには1駅向こうの半蔵門の駅から並んでくださいと駅員が連呼している。これは大変なことになったと法務局は後にしてとにかく半蔵門駅に向かった。半蔵門駅に着くと「最後尾がここです」という指示があり、聞くとこれから四谷駅まで並んでさらに半蔵門駅まで戻るとの事。上智大学が見えて四谷駅の横断歩道を渡り、半蔵門駅を目指して長蛇の列が続く。
国立劇場の横道を通り千鳥ヶ淵を経由で警護の警察官の「後800mです」という声に励まされ手荷物検査所に向かう。鞄の中の検査とペットボトルを持っている人は一口飲むように指示があり、それが終わってようやく献花台へ行くことができた。(午後6時)献花台は思ったより小さかったが参列した人は献花して安倍元首相の写真に手を合わせ黙祷し一礼をして粛々と去っていく。感じたことは安倍元首相の不慮の死(暗殺)を悼む人がこれだけたくさんいるという事実である。残念なのは弔意を伝えたいというこれだけ多くの人達の前で、国葬反対の大声や太鼓を打ち鳴らし、厳かに静かに弔意を伝えたい気持ちを台無しにする少数の人達がいた事である。献花台までの行列の中、そのことが話題になっていた。若いサラリーマンや大学生の発言で「あんな輩に負けるわけにはいかない!」というフレーズが気になった。妙に私の心にフィットしたからである。
事務所に戻り菅前首相の友人代表の弔辞を聞いた。菅前総理の人柄も出ていて熱い本当の友情と悲しみと悔しさが切々と伝わってくる。涙が出てきた。
補足:私の心にフィットした学生達の「あんな輩に負けるわけにはいかない!」というフレーズは安倍元首相が応援演説の時に使用した「こんな人達に負けるわけにはいかない」というフレーズをアレンジしたもので合点がいった次第である。
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